【水戸の納涼】烈公が好んだ御涼所/那珂川の冷風吹き上げる絶景ポイントは水戸市民は一度見るべし!/烈公納涼所
梅雨が明けたら夏本番。今の暑さとは比べ物にならないくらい暑くなりますね。そんな時に納涼できる場所を紹介します。暑くなる前に場所をチェックしてしてください。まる水戸です。
烈公御涼所
烈公御涼所は、水戸八幡宮の駐車場のすぐ隣にあります。
烈公とは、徳川斉昭公の諡号(しごう:死後に送られる名前)。ちなみに、義公とは、水戸黄門で有名な徳川光圀の諡号です。この場所はかつて烈公が八幡宮を参拝した際に涼んだ場所として親しまれています。
烈公は、徳川幕府の行く末を誰よりも考えていたため、やや苛烈な政治思想を持っていましたが、民の見方でもありました。
「天保の大飢饉」が全国的に起きた際に、農民が困らないよう、飢えることのないよう思案し、飢餓を防ぐため水戸藩が持つ備蓄米を農民達に分配。これを天保年間の間ずっと続けたことで、領内で餓死者を出すことはありませんでした。
そんな烈公が好んだ御涼所です。
水戸八幡宮の駐車場の隣に納涼所の入り口があります。立派な石碑にしめ縄がかけられており、中には水戸市指定天然記念物で樹齢400年の大きなケヤキの木があります。
御涼所の中に入ると、ケヤキに木が日を遮ってとてもひんやりして気持ちいいです。天然記念物に指定されているからか、しめ縄が掛けられています。
敷地内には、椅子があり、休憩することが出来ます。
納涼所から見える景色がこちら。素晴らしい景色です。那珂川の冷風を感じることができます。
水戸八幡宮周辺が高台になっているので、そこから那珂川を見渡すことができ、そこからの景色が絶景なんです。この景色は水戸市民に一度見てほしいです。
あじさいとケヤキ。あじさいはまだ見頃でなかったので少し残念。
観光客向けに看板も建てられています。以前、なかったのでここ数年で建てられたのだと思います。
梅雨明け前に、ぜひ場所のチェックをして、夏に訪れてみてください。
烈公御涼所 地図
住所:茨城県水戸市八幡町8−54