【水戸市】歴史ある建物で当時の人と同じ目線でお茶菓子を戴く/好文亭内にあるカフェの一日限定10食 右近の桜ティラミス

水戸グルメ

7月1日は、水戸市が誇る日本三大庭園 偕楽園 の開設日です。国の史跡及び名勝に指定されており、今から181年前の1842年(天保13年)の今日、設計者徳川斉昭公の設計により開設しました。

これを記念して、偕楽園は茨城県民の入場料が無料になっており、園内案内ボランティアが園内を案内したり、開園日記念イベントなどが行われ、多くの人で賑わいました。

偕楽園と言えば、園内にある好文亭。好文亭は開園当時、偕楽園内での居所・休憩所・敬老会・宴会など各種催しに利用されており、水戸のシンボルでもあります。

好文亭3階である楽寿楼(らくじゅろう)からの眺めはとても美しく、多くの観光客を魅了します。

好文亭は藩主の別荘であり歴史ある建物ですが、創設者徳川斉昭公の「衆と偕(とも)に楽しむ場所」という思いを引き継ぎ、当時民衆を招いて宴をしていた「西塗縁広場」に昨年2月、カフェがオープンしました。

歴史ある建物の中で、美しい風景を見ながら飲食できるカフェを紹介します。

偕楽園 好文亭 カフェ「樂」

好文亭の入場料を支払い、好文亭の入口から入ります。

入口にカフェの小さな看板があります。

好文亭カフェ「楽」の入り口。好文亭を見学した後に立ち寄れるようになっています。

好文とは、梅の異名。梅ジャムや抹茶など、好文亭にちなんだものを購入することが出来ます。

店内の様子。偕楽園の木々を眺められるようになっています。好文亭を歴史的な建物として保存するのでなく、当時と同じように実際に利用できるカフェ、とても贅沢な気持ちになります。

床は黒の漆が塗られています。設計者の徳川斉昭が、民衆を呼んだ宴の席で粗相があってもすぐ掃除できるようにと床の漆塗りを命じました。小さなことは気にせずに思う存分楽しんでほしいとう願いが込められている場所です。

天井は網代(あじろ)張りで、日本の建築物ではとても珍しいそうです。

カフェ「楽」のメニュー表、とても味があります。

メニュー表の中に、佳子内親王殿下お手植え記念右近の桜ティラミス10食限定 とあり、こちらを注文しました。

偕楽園の左近の桜は、令和元年に台風被害で倒木しました。右近の桜は徳川斉昭公の正室、宮家出身登美宮吉子女王降嫁の記念樹です。そのご縁から、令和5年3月16日、秋篠宮佳子内親王殿下が後継樹をお手植えされました。

記事:茨城 NEWS WEB 佳子さま「左近の桜」植樹式に出席

ココアティラミス、ぜんざい、抹茶などがメニューにあります。

飲み物は抹茶、コーヒー、梅ソーダなどが注文できます。コーヒーは注文ごとにカフェで豆を挽いて提供しており、店内はコーヒーの香ばしい香りが漂っています。

こちらは、7月1日の開設日を記念した御朱印。この日だけ配られた特別な御朱印です。

記念イベントでは好文亭の竹の間、松の間、梅の間の襖絵の絵ハガキが配られました。好文亭の全ての襖絵は日本画家の筆が直接入っていて、とても美しい襖です。襖が日本画という贅沢さに創設者の気質を感じます。

こちらが、右近の桜ティラミス。入れ物が桝になっています。

偕楽園の桜の花のシロップ漬けと周りのストロベリーチョコが風に舞う桜を表していて、まるで絵画のよう。とても綺麗です。

中にはストロベリーソースが入っていてとても美味しい。

この日は暑かったので、飲み物は梅ソーダを注文しました。

中には偕楽園の梅の実が入っていてとてもさっぱりしたソーダでした。

店内は千波湖からの涼しい風が吹き上げてとても過ごしやすかったです。当時、避暑地として利用されていた理由がよくわかります。

歴史ある建物で自然の美しさを感じながら、当時の人と同じ目線で寛ぐことが出来るカフェ、是非訪れてみてください。

偕楽園 好文亭 カフェ「樂」 

偕楽園 好文亭 カフェ「樂」

住所:茨城県 水戸市常磐町1-3-3 偕楽園 好文亭

営業時間:9:30 ~ 16:30

定休日:偕楽園に準じる

駐車場:あり

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